2013年1月30日水曜日

歯科医師からの報告 金属アレルギーと皮膚疾患について

みんなのカルテ様

4〜5年前より金属アレルギーの治療(原因除去療法)に取り組んでおります。
元々、私の所では患者さんが多くなく、その中でも金属アレルギーの患者さんは年に数名と少ないのですが、昨年の3.11以前は金属アレルギーを発症しても本人が金属アレルギーと知らず、また皮膚科の医師も金属アレルギーに詳しくないためアトピーもしくは原因不明の皮膚炎との診断で金属アレルギーと診断されず、漫然と内服薬やステロイド軟膏等で治療を続け、一向に改善のみられないまま悪化、経過し、後日患者本人が疑い皮膚科を転院したりネットで調べて来院し、私の指摘で金属アレルギーに詳しい皮膚科に紹介し金属アレルギーと判明する方ばかりでした。
一昨年の3.11以降の夏過ぎから、舌痛、口角が難治性に切れたりただれ・アトピー様の発疹、顔や首、腹部の多発性発疹、手指、足指のただれ・水疱などの皮膚症状を突然発症した患者さんが昨年末から新患として10人を越えました。当院から金属アレルギーに詳しい皮膚科を紹介し全員金属アレルギーの診断でした。

被爆の影響かどうかは何とも言えませんが、以前にはなかった症状の出方、発症の早さです。
金属アレルギーは口腔内の金属を除去することで治癒しますが、やはり免疫が低下していると思われます。

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